音楽考察 身近なカリスマと手の届かないブス

YouTubeやインスタをぐるぐる回ってると、 美男美女が踊ったり歌ったり楽器を持ってオリジナルみたいな顔をしている。

一昔前の、 ちょいブスが共感する歌詞を歌って親近感を得る手法はもはや消え去った。

初めてSHISHAMOKANA-BOONを見た時は何だか負けた気になった。

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

まず2つ

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手軽に閲覧・投稿できる手段や、 K-POPの影響で身近よりもカリスマを求めるようになった。

美男美女がテクい事をして絵になるのが推し事になってきている。

少し調べたら有名人の情報なんてすぐに分かってしまう時代だ。 売り出すために、まず2択を選ばなければいけない。

わかりやすさに振り切るか、 AdoやVaundyみたいに謎を残すか。

                                                                               

                                                                               


                                                                               

時代に合った分かりやすさ

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わかりやすさを提示するには、 最初に全部説明してしまうのが1番早い。

伸びていないワンピースネタバレYouTuberみたいに結論から提示してくれる。 ワンピースを今から読むにはちょっと途方もないね。

アー写やMVの切り抜きで、 アーティストの顔や服装、イメージカラーを植え付けるなど軽洗脳を、後ろにいる偉い人達が施す。

オーディション番組が流行ったのもその仕組みだと思う。

デビュー前からある程度人となりを知っていれば、 どれだけ街を歩いても見つからない様な顔の整ったやつでも勝手に親近感を持つ。

リアルタイムでSNSと絡めて、時間をかけて説明をしていく手法が寂しがり屋な現代人にドンピシャ。

あの頃とは違った敗北感が、フォロワーの数字で感じられる良い時代。

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

                                                                                        

僕らは小声で話したい

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一方、 謎を残すとはアーティストの顔や周辺情報、 裏側をお客さんに見せないやり方だ。

人間は恋バナと悪口や他人の失敗と同じくらい、秘密や内緒話が大好き。

現に、 その手法を使うアーティストのInstagramには本人の写真がほとんど載ってなかったりする。

どこまで本人が運用してるんですか?

だが謎を残すにしても、 どこか取っ付きやすいを撒かないといけない。

ラジオで話したりTwitterで大学の課題が終わらないと呟いたり。

どこまでが意図的で恣意的なのか知らんけど、 ほんのり厨二臭香る活動に大人までまんまと嵌る。

それに大体の場合は曲やMVが良い。

難しい事をやっているのに耳に残ったり、 よく分からない歌詞なのに文学的だと刺さったりと。

本当に皆さんはわかって聞いてるんですか?

僕には分かりません、、

東京でも大阪でもフラッシュしないし、 電脳城で開幕戦とかしないし、 まっさらには生まれ変わらない。

                                                                                        

                                                                                        

一周回りたい

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話は飛びますが、 インスタでの弾き語りからバンドに流入するやり方も、 サブスクを解禁しないやり方も 一周回って少数になっている。

だからこそ、 自称音楽通の方も食わず嫌いせずに聞いてみてください。

流行りが多数なので、 絶対に売れた理由はあると思うので。

それと、 一周回ってちょいブスがモテる時代も来るって信じて清潔感だけは無くさないようにしてくださいね。